ディスコ お立ち台

「お立ち台」 その名のとうりヒトが立つ台の名称ではありますが、置かれる場所によってはこのうえないほど心を鷲掴みにするアイテムに変貌させるのがディスコのお立ち台です。

とくに80年代~90年代においてのディスコのお立ち台は、ディスコへ通う女性達(特に自身の容姿に自信がある方々)にとってはディスコ店内の限られたお立ち台という場所は、おもいっきり陶酔できる場所。

しかし、お立ち台の面積にも限りがあるため、上に登れる人数も当然限りがありますので人気の曲などがかかるとある意味戦場の場所と化します。お立ち台の取り合いで女性同士のケンカまでおきることもありました。

お立ち台を世に広めたのはマハラジャ

このディスコのお立ち台というものが全国的に有名になったのは、ディスコに通われてた方達の中ではやはりMAHARAJA(マハラジャ)でしょう。

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写真の赤枠のように四角いダンスフロアのちょうど角4つにお立ち台が設置されておりました。しかし日本で一番最初にお立ち台というものが設置されたのは、六本木スクエアビルの3Fに入っていたGIZAだそうです。使用目的は違ったようですが・・・。

そして、ディスコになど行ったこともない!というかたにさえ「お立ち台」という言葉を知らしめたのが、ジュリアナ東京 JULIANA’S TOKYOです。そのお立ち台の規模と高さは他のディスコをまったく寄せ付けない大きさであり、自身のステイタスや周りの視線からの自己陶酔、とにもかくにも「見られる」という快感を覚えた女性はこぞってジュリアナ東京へ。

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私のディスコデビューの頃はお立ち台などまったくありませんでしたが、マハラジャがお立ち台を広めて以来はお立ち台のないディスコなどディスコではないという状況になっておりました。男性陣にしてみれば、ほとんどのディスコはお立ち台に男性は禁止されてましたので、視覚的に楽しむというくらいしか楽しみはありませんでしたが、女性陣にとってみれば争奪戦なわけです。

ディスコ経営においてのお立ち台の役割

女性陣は、自身のファッションや容姿をわきまえてお立ち台へ登る、登らないを自身で判断するのでしょうが、時にはファッションも容姿もあきらかに劣っているかたが登っていると、お店の従業員がお願いして降りてもらうという事も・・・。そして降ろされた女性はブゼンとした表情で・・・。

今思うと、従業員はどのような言葉を使い降ろさせたのか?と興味深いです。もし今の時代であれば、差別というか・・・なんらかの情報がSNSで拡散され問題になっていたと思います。降ろされた女性にとってみれば、正規な入場料金を支払い、「あなたはこのお店では自由に遊べない」と言われたようなものですからね。

お店側にとってみれば容姿端麗でお洒落な女性がたくさんお立ち台で踊っていると、「あのお店はいい女が集まる」という男性への宣伝にもなります。同じく女性客側にも競争心を植え付けることができ、「もっとオシャレしてあの店で目立とう!」という再来店へつなげれるという意味での相乗効果戦略になるのは致し方なかったのかな?とも思えます。

しかし経営としてはどうなのでしょうか?お店側が望む容姿端麗でお洒落な女性は全体の1割~2割であり、そのような女性は入場料を招待でとっていなかったり、大きく値引きしていたりし、男性含めたそれ以外の8割~9割が通常の入場料を支払っているわけです。

そんなお店側が望む容姿端麗でお洒落な女性に至れり尽くせりのサービスで接客し、8割~9割の高い料金を払ったお客様を、ほとんど放置状態。そんなお店が増えていきましたし、そのようなお店はやはり潰れるのも早かったと思います。

ディスコのお立ち台は女性が陶酔できる場所

そんな時代の中、お立ち台の上の女性のファッションは「目立ちたい」「見られるという快感の陶酔」「自己主張の場所」などから露出路線に一直線となり、TバックやらOバックやらニップレスまでにいたり、遂にあのジュリアナ東京 JULIANA’S TOKYOもお立ち台撤去へと・・・。

ブームも終焉となり、ディスコという呼称も終わりをつげていきました。とはいえ、ディスコのお立ち台というものは時代の一世を風靡した物凄くパワフルな台であったと思います。という過去形の言い方をしておりますが、現在のクラブでも開店時の店内設計としては必須アイテムとして今でも引き継がれております。

さいごに私の中でのお立ち台において最高であった想い出は、東京マハラジャや露出路線に走る前のジュリアナです。上品なボディコン姿でレースクイーンやらキャンギャルやらモデルやらが踊る光景は、もう圧巻の一言でした。とても懐かしく思います。

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