ラジオシティ(RADIO CITY)復活の夜へ行ってきました。

ラジオシティ(RADIO CITY)復活の夜へ行ってきました。

入店時から驚きました

実は当ブログ「Club & Disco ミュージアム」へラジオシティ実行委員会様から広報の依頼があり、メールのやりとりをしていくうちに最終的に動画作成の依頼もお願いされました。

当時お世話になりました店長さんの依頼ということでしたので、もちろん快く承諾させていただきました。

オープンが18時ということもあり、私は19時頃に来てくれればよいと言われておりましたが、失礼の無いように少し早めの18時30分くらいにお店の前に到着したのです。

平日でしたし、そのような時間は「まだ誰もいないだろうな~」と思って日比谷駅A4出口をエスカレーターで昇ると、ビックリ。

すでにお店の前は行列ができているではないですか。

実行委員会のかたにフリーで入れてもらい(ありがとうございます)、ロッカーに荷物などを入れ必要な機材などをセッティングしていますと、19時くらいになっていましたが、その時点ですでに超満員。

2階の通路はまだ少し余裕がありましたが、1階などはほぼ満員電車のごとくごったがえし、人ヒトひと・・・。

本当にラジオシティが好きであった方々の集いを実感

今でも80年代前半~90年代前半のディスコを彷彿させているイベントは、マハラジャ六本木を中心に多くおこなわれています。

来年移転して別場所で営業がきまっているようですが、我々のようなアラフィフを楽しませてくれることにマハラジャ六本木さんに関しては感謝いっぱいです。

ところが今回のラジオシティに集まった方々は、普段ディスコやクラブから完全に疎遠になっておられていた方々が多かった印象があります。

きっと非日常感と懐かしさを久しぶりに味わいに20年以上ぶりに出向いたのでしょう。

1曲1曲と当時の名曲がかかる毎にうねりのような歓声があがり、盛りあがりかたが20代顔負けであったような気がします。

私も年に数回ほどしか出向いてはいませんが、ここに集まっている多くのかたが、マハラジャ六本木などに定期的に出向かれたらもっと楽しいのにと素直に思いました。

当時の常連さんも会話してもわからないとか・・・

20年以上という時間の経過は想像以上に大きかったです。

さすがに当時の従業員さん達はVIPに集合しておられたのでほとんどわかりました。

しかし当時の常連同士ですと、声をかけられても容姿が変わり過ぎていて「誰だっけ?」と思いながら話すケースも多々あるわけです。

もちろんお相手から声をかけられたにもかかわらず、「えっと、どなたでしたっけ?」って言葉など失礼にあたると考え、なかなか声に出来ません。どちらかがわかっていてもお互いにわからないと、会話がまったく発展しなくてぎこちない空気が漂い会釈して終了となるわけです。

もちろん私も同様であり、私が「あっ、あの人だ!」とわかって声をかけても、当時のあの盛り上がりはどこにいった?という感じで終わり、きっとあの人は私のことわかっていないんだなって思えました。

そういった面では、あれほどのお客さん(800名超えだったようです)が集まったのに、もどかしい気持ちを持ちながら過ごしたのも事実です。

年齢のせいか、涙腺が緩んだと感じた1日

6時間はあっという間に過ぎました。

凄いのはオープンの18時~23時30分までほとんんどのお客さんが、帰られることなく最後まで混雑していたことです。

そして席など座れるわけの無い状況で、立ちっぱなしはこの年齢だと普段はキツイですが、それも感じませんでした。

踊っているときも楽しかったのですが、1階で壁際にもたれ立ってお酒を飲みながらダンスフロアを眺め名曲を耳にしていると、わけもわからず涙ぐんでいる自分がいるのです。

20代の頃に毎週通っていたこの場所が無くなるという事実もありますが、それよりも曲と雰囲気と想い出が絶妙に記憶を蘇らせ交差する感覚。

私の場合、HELP ME / MERAユーロビート80年代の定番【通常タイム 名曲30】)がかかっている最中に一番熱い何かが込み上げてきて、ほぼ泣いてしまいました。

当時つきあっていた彼女と、ちょっとしたパラパラがつきはじめた頃に一緒にやっていたからかもしれません。

そしてそれは私だけではなく、カウンターに座ってフロアを眺める方、2階席からフロアを見下ろしておられたかたなど多くの方々がさまざまな場所でハンカチで目を半分覆っている姿を見かけました。

紳士と淑女のハグ

チークタイムというものは、高校生のころに新宿のディスコ(とくにゼノン)でしか経験しておりませんでした。(当ブログ:チークタイムってどういう意味?おじさんが当時を語ります 参照)この日のスロータイムは、ダンスフロアはその頃の光景がそのまま再現されたわけです。

何十組という男女が、ダンスフロアを埋め尽くしチークタイムを懐かしみながら揺れ合うシルエットは、もう二度と目にすることがないかもしれません。

ガキの頃はチークを一緒に踊る相手がいないと悔しくてしょうがなくうらやましく眺めておりましたが、素晴らしい男女のシルエットに感動しながら自分も本当に歳をとったなと感じたシーンでもありました。

一度きりの人生

今回のラジオシティナイトは本当に素晴らしかったです。

あの雰囲気、やみつきになっていた20代の頃と変わらない気持ちになることができました。

たった一度きりの人生、まだまだ楽しまないと!と自分に言い聞かせた次第です。

さて次は新年早々新しいマハラジャ六本木に出向くとします。

ラジオシティナイトの様子はこちら(YouTube動画)

それぞれのシーンを短くカットして動画にまとめております。

興味のあられるかた、行こうと思ってはいたが都合が悪く行けなくなったかた、よろしければご覧ください。

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