ユーロビート90年代後半~パラパラ旋風の名曲15選!

ユーロビート90年代後半~パラパラ旋風の名曲15選!

90年代後半から2000年代初頭にかけて、ユーロビートのBPM(1分間に刻むビートの数を表す指標)が徐々に早さを増していきました。

曲のスピードの速さに加えパラパラの複雑化から難易度も増していき、さらに新曲のユーロビートが短いスパンでどんどん世に出てきます。

名曲15選の前に当時を少しだけ語ります。

ユーロビートは90年代~2000年初頭の第三次パラパラブームで大反響!

本来お店は一般大衆をどれだけ多く集客できるかが売り上げを維持するために大切です。つまり一部のマニアにウケてもその集客はあくまでも一部であり、その一部マニアに対し「流れについていけない!」と一般大衆のお客さんに感じられてしまえば、その大多数はそのお店に二度とリピートしない。

そこを考えると優先するのは一般大衆であり、一部マニアの排除のための営業方針の変更、もしくは逆に一部マニアにターゲットをしぼりハイエンド(高単価)で売り上げをあげるかのどちらかの選択が商売の鉄則。

しかし複雑なパラパラを、一部マニアから一般大衆にまで浸透させたのが、当時の生き残ったディスコの敏腕仕掛人であったのです。

東京でいえば、とくに神楽坂のTWIN STARがその代表例でしょう。

ターゲットを若い学生とOLにしぼり、毎週パラパラ講習会というものを遂行。その講習会は初心者でもついてこれるように、究極にゆっくりと丁寧に親身になってステージで教えておりました。

着ぐるみを加えた優しさの演出から醸し出す参加のしやすさは、まさにプロ。SNSも普及していない時代に口コミだけで、毎週火曜日のユーロビートパラパライベントであるHYPER STAR ENERGYに行かないと取り残されるという恐怖感と好奇心で常に満員御礼。

さらに勢いづいたツインスターは、誰もが認めるパラパラの達人であるギャルを集結させ、パラパラオールスターズというユニットを発足。あえて大袈裟に「パラパラで世界進出」なる言葉を当時のパラパラビデオで語り、一つのストーリーを描写しながらブームを煽った総支配人の宮地氏の敏腕ぶりも注目すべきポイントでした。

のちにパラパラオールスターズの芸術的パラパラが収録された「パラパラ・パラダイス」はVol.7まで発売され全国で売れに売れました。

参考記事 パラパラオールスターズの現在は!?

第三次パラパラブームを確立したバッキー木村の存在

ある程度ブームに火が付いた第三次パラパラブームにバッキー木村がガソリンを注ぎ、パラパラ大ブームが巻き起こります。

ご存じのとうり、バッキー木村とは当時スマスマで演じられた木村拓哉さんのキャラクターであり、キムタクがパラパラを完璧にこなすことでパラパラの存在が世に知れ渡り、第三次パラパラブームは確立されます。

また第二次パラパラブームの終焉から第三次パラパラブームの幕開けの間隔が短かったこともあり、第二次パラパラブームの頃のお客さんも第三次パラパラブームに加わることとなり、歴史的に空前絶後のパラパラブームを引き起こしたのがこの時期であったでしょう。

ユーロビート90年代後半~名曲ランキング!

それでは90年代後半の名曲15選を並べてみます。※あくまでも90年代半ば~後半中心です。

1位:Night of fire/Niko

2位:ONE NIGHT IN ARABIA/GO GO GIRLS

3位:Money Go!/Marko Polo

4位:YESTERDAY/CHERRY

5位:TOKYO TOKYO/D.Essex

6位:MAHARAJA NIGHT/LOU GRANT

7位:Number One/Fastway

8位:TelephoneT/Les Blue Belles

9位:BOOM BOOM FIRE/D Essex

10位:My Sweet Banana/Go Go Girls

11位:Too Young To Fall In Love/Edo

12位:1 For the Money 2 For the Show/Niko

13位:Love For Sale/Drama

14位:Love, Sex And Money/Virginelle

15位:ROMEO&JULIET/LOLITA

参考記事 ディスコミュージックの定番!70年代・80年代・90年代

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