Jトリップバー・エンドマックス

Jトリップバー・エンドマックス

港区東麻布3-4-18 ハラアザビル1・B1Fにそのお店はあった。

時代はキンキンキラキラの高級宮殿ディスコが乱立する80年代~90年代初頭、「」というブランドをひっさげ、独自の路線を突っ走り幅広い年齢層にウケた三倶グループ!

渋J」「溜J」「苗J」など、出店するごとに話題となり若者に圧倒的な人気を博した。

参考記事:J TRIP BAR DANCE HALL(渋J)

その「J」ブランドの集大成がJトリップバー・エンドマックスであったのかもしれません。

1Fはバー・スペース

1Fの様子

ゆったりとくつろげる1Fのバー・スペースは東麻布という場所がら、遊びを知り尽くした大人たちの社交場として存在を示した。

上記写真のようなシックな内装の中にも、DJブースはしっかりと設置されており、ボリュームを絞りソウルスローな曲で空間の演出がおこなわれておりましたね。

ダンスフロアへ向かう階段に仕掛けが

階段のライティングシステム

いざB1Fへ足を運ぶ際の階段には、上記写真の「ドリーム・マシーン」というライティングシステムが装備されており、ここを通る際に感動を覚えたかたも多いのではないでしょうか?

コンセプトとしては、この「ドリーム・マシーン」にて視覚から脳を刺激し、覚醒したままJのダンスホールで陶酔して欲しいという粋な仕掛け。

まさに時代の先を走っていたJトリップ

B1Fのダンスホール

B1のダンスホールは上記写真をご覧のとうり、まさにコンクリートうちっぱなしの空間に、若干のライティングシステム。

中央を横切ったテーブル兼お立ち台に関しては、「」を語るうえで忘れてはならぬアーティストである日比野克彦さんの作品である、「のぼり龍」をカットし採用。

まさに当時のニューヨークのアンダーグランドであるクラブシーンを再現したダンスフロアであり、Jおなじみのハウスサウンドの波に浸りながらひたすらダンスに没頭できた。

当時のJトリップバー・エンドマックスでは、私の覚えているかぎりでは土曜日がメインであり、あの伝説のDJである木村コウ氏が皿をまわし多くのツウな客が詰めかけていました。

Jトリップはどこのお店も完全にハウスミュージックがメインでしたが、こちらの木曜日に限っては、ヒップホップ&ブラックの日。

知っているストリートダンサー系はこの曜日をめざし通っていました。

またJトリップバー・エンドマックスは、ニューヨークのクラブシーンを牽引するような大物DJの招聘に数多く成功し、盛り上がっていました。

当時の日本は現在のクラブのように、人気DJがお客を呼ぶという習慣のなかった時代であり、方針に当時の客がついていけたいけなかったは抜きにし、何十年も前に遂行していた三倶グループの先を読んだ経営には驚かされる。

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