東京マハラジャ麻布十番本店

東京マハラジャ麻布十番本店

当時のMAHARAJA入口

私のディスコ人生に一番衝撃を与えたディスコが東京マハラジャ麻布十番の本店です。

当時は、MAHARAJAブランドにて麻布十番の本店の数軒右隣のベルレイン麻布1F,2FにマハラジャEAST。

更に六本木通り沿いの六本木ハイツ1FにマハラジャWESTと六本木近辺3軒もMAHARAJAが存在するほどのマハラジャ人気は凄まじかったです。EASTやWESTは小箱な感じ。

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マハラジャに衝撃を受けた7選!

やはりMAHARAJAといえばTBC麻布1F,2Fの東京マハラジャ本店です。

初めて行った時の衝撃&興奮は今でも忘れてません。ディスコの見方が180度変わりました。

maharaja

私の衝撃であったポイント

1.初めて行ったのが金曜日

金マハと呼ばれ一番盛り上がる曜日です。なんと鳥居坂の方まで長蛇の列500メートルくらい?とにもかくにも入店までに2時間以上待った気がします。

2.フロントで服装チェック

当時19歳の私はビビリましたが、連れは身分証まで掲示を求められるという始末もなんとかクリアできて入店。

フロントの黒服のかたと、横にいたポーターと呼ばれていたジャンプスーツの店員に上から下まで黙視される数秒ど緊張でしたね。

3.高鳴るサイレン

フロント通過後にキャッシャーの逆側のコインロッカーへ荷物を入れようとすると大きな鏡があり、そこでド綺麗なお姉さんがボディコンを着てご自身の姿をチェックされており、その光景を目にしただけで緊張感が走りました。

さてコインロッカー使用後、いざホールへ出陣!

マハラジャ1F通路

キンキラの店内を見渡しながら進みます。

1Fでも2Fのダンスフロアの様子はライブでスピーカーから流れてはいるが、音量は絞られておりレストランは比較的静か。

マハラジャフードコーナー

新鮮な寿司ネタや洋・和・中の豪華フードおよびスイーツがガラス内に並べられ、「これがディスコ?」とフードの高級感ならびに充実度にまずはビックリ。

そしてレストランを通過し、突きあたりの階段を1段1段と登っていくごとにサウンドが大きくなっていき、遂に2Fのダンスフロアへ!

その光景を目にした瞬間の衝撃は今でも忘れてません。

キンキラ金の内装にゴージャスな像の牙。ダンスホールのすぐそばに設置されたDJブースで4人~5人でお揃いのホワイトのジャンプスーツを身にまとい踊りながら盛り上げるDJさん達の後ろ姿。

お立ち台には多くの綺麗なボディコンのお姉様が・・・・。

そして店内はちょうど盛り上げタイムで、成田勝社長の「イントゥ・ザ・ナイト」がかかり、もの凄い爆音サイレンが店内に鳴り響いていました。このサイレンで完全に胸を打たれました。

4.効果音

マハラジャといえば効果音!80年代前半はサイレンと共にキシッキシッグオーーンというドラの音のような効果音が更に脳を刺激した。

月日が経過すると、後に効果音も徐々に変化していき、シャーというシンセサイザーの音に変化されていきました。

マハラジャ特有のファー、ファー、ファッファー(これはリラックスという曲の中の叫び声)とかのサンプリングマシンをガンガン叩く発声系の効果音もMAHARAJA名物となり、当時の有線放送でB30chでライブ放送されてました。

有線放送で聞くのも良かったですが、やはり店内の爆音をじかに味わうのとではまったく違います。

盛り上げタイムになってくると効果音はドンドン激しくなっていき、シンセサイザーから発せられる波がうねるようなシャーという効果音に、発声系のサンプリングがガンガン鳴り響き、さらに生サイレンが、つんざくような音で重なり合う瞬間はもう鳥肌ものでした。

5.盛り上げ上手

ダンスホールサイドにあるDJブースでは、DJが常に踊りながら盛り上げ、従業員も盛り上げタイムには参加して徹底的に盛り上げる。

とにかくDJの方々がめっちゃカッコ良かったです。

6.美味

チケットで依頼する食事も本格派。

食事が美味しいと思ったディスコはやはりマハラジャが最初であった。

私が好きであったのが、手巻き寿司とタラコスパゲティとハチミツトースト。

ディスコで初めて美味な飲食をゆっくりと楽しめた場所はやはりMAHARAJAです。

7.美男美女の集まり

これだけの人気ディスコ。お立ち台には本当に「いい女」がボディコンで狂気乱舞。見ているだけでうっとりしたものです。

当時は男性同士での入店は表向きはお断りのようでしたが、常連になると入れてもらえました(笑)

マハラジャの一番の想い出

MAHARAJA店内

当時私は学生パーティーとかの貸し切りでマハラジャに貢献していたので、成田社長やフロントの坪内さん等、大変よくしていただきました。

東京マハラジャにおける私の1番の貴重な思い出は、成田社長とVIPルームでトランプをしてくつろがせてもらったことです。なんせ成田さんは当時ほぼタレントと言ってもおかしくない存在でしたから。

東京マハラジャを筆頭とし何店舗も運営していたN enterpriseの社長でもあり、テレビ番組に多数出演し、夜のヒットスタジオにて歌も披露し、ディスコに携わる人間から絶対的なカリスマとして羨望の眼差しを浴びておられたかたです。

「ホスピタリティ命」と言われるだけあり、当時小僧の私などに対してもとても優しいかたでした。

とにもかくにも絶大な人気を誇っていたMAHARAJAは当時のKING of DISCOで間違いありません。

後にMAHARAJAグループのKing&Queenが出来るまでは日本で一番「いい女」が集まっていたような気がします。しかし、ナンパはきつかった(泣)。

当時のディスコは従業員やDJがモテモテの時代で従業員目当てに来るある意味ホストクラブ的な感覚の女性客が多かったですから。

マハラジャの計算し尽された戦略

マハラジャの場合、階段を登って2Fのダンスホールフロアの入り口を入ったらすぐ右にINFORMATIONがありました。

そこからレディースVIPが右奥に向けてズラッと並んでおり、もちろん従業員に案内されないと座れない席です。手前に座れるほどその日の「いい女」となる訳です。

入り口入ると「いい女」がすぐに見えるというお店のイメージ戦略ですね。

空気が読めた私(笑)

レディースVIPに座るような女性は従業員目当てな女性もしくは従業員の息のかかった女性であることは通っていてすぐわかりました。

従業員に嫌われるとお店で楽しめないので、私はそこに座る女性には一切声がけなどしませんでしたので、従業員の方とは仲良くして頂けたし、たまにオコボレ頂戴で良い出会いもありました。

めまぐるしいイベントの数々

月曜日は、カレッジサーキットというイベントが行われていて、早い時間の入場者にはマハラジャオリジナルのノンストップリミックステープが貰えました。

そして私が一番好きであった「金マハ」(金曜日のマハラジャの略)。

一時、金マハでは「学園天国」と題し、学生のみディスカウントされオシャレを決め込んだ大学生・短大生・専門学校生がドッと押し寄せ、2Fはもちろんのこと、1Fも空きスペースがまったくないほど大混雑でしたね。

そしてマハラジャのハロウィンイベントは現在の渋谷スクランブル交差点の騒ぎ!?とまではいきませんが、アツかった!

あとマハラジャ系列店として、「東京マハラジャ」「青山King&Queen」「横浜マハラジャ」「川崎King&Queen」「エデン・ロック」などを結ぶトライアングルパーティー。

その他、年間何度おこなわれていたのか?というほど趣向を凝らしたさまざまな種類のハウスパーティーがおこなわれていたのですが、私自身は黒服のかたからパー券捌きの大量ノルマが課されていたので、よい想い出とはなっておりません(汗)(笑)。

マハラジャのその後と跡地

しかし懐かしいなぁ。当時は毎週欠かさず行ってたし、今でもMAHARAJAのたくさんのノンストップテープを大切に持ってます。

このフロントのカッコ良さはセンス抜群で、何度行ってもシビれました。

当時の東京マハラジャの入り口↓ 今ではマハラジャの影は全くなくオシャレなカフェレストランに

マハラジャの跡地↓ ちなみにマハラジャEAST後はPregoが今もやってますね。

prego

また、東京マハラジャ麻布十番本店の閉店が1997年9月。

それから17年を経過した2014年11月12日にFARMレコードというところからこんなCD ↓ が発売されてます。やはりMAHARAJAのパワーは本当に凄い!!

maharajacd
そして今でも六本木マハラジャが復活し、真鍮で造られた像の牙と高鳴るサイレンは健在です。VIVA! MAHARAJA!

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東京マハラジャ バブルディスコの実態!!

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